内定を勝ち取るためには、面接は避けて通れない選考です。
面接官と直接話すため、緊張することも多く、苦手意識のある方も多いのではないでしょうか。
かくいう筆者も就活時代、きちんと準備したつもりなのに面接を通過できなくて悩んだことがありました。
この記事では、コンサル会社に入社し、業務の傍ら新卒採用の面接官も行う筆者が、
手ごたえのあった面接で不合格となったときに、考えられる3つの理由を解説しています。
不合格になるのはつらいですが、その悔しさを糧にできるよう、ぜひ初心に帰って面接での振る舞いを振り返ってみてください。
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あなたに問題はない場合:会社とのアンマッチ
1つ目はジャブとして、あなたに問題はない場合について解説していきます。
よく言われると思いますが、就活は縁、相性です。
恋愛と同じで、能力・スキル関係なく、人と企業には合う合わないが存在します。
例えばですが、「ハードワークしてもいいからたくさん稼ぎたいという価値観を持つ人が、定時退社絶対、福利厚生の厚い、いわゆるホワイト企業で楽しく働けるか?」と考えてみてください。おそらく、しばらくして物足りなさを感じることになると思います。
一方で、仕事とプライベートを両立したいという人であれば、そのホワイト企業で居心地よく働けるだろうというのは想像に難くないと思います。
面接官は、入社後活躍してくれそうかどうかを考えて面接をしています。
あなた自身に何か問題があったわけでなくても、うちの会社の雰囲気には合わないなと思ったらお互いのために、不合格を出します。
あなたにはもっと合う会社が他にあるよという気持ちです。
この理由で不合格となった際は、逆質問の回答や、今まで会ってきた社員さんの雰囲気などからなんとなくあなた自身でも感じ取れる場合もあるはずです。
就活生100人いたら、合う企業はそれこそ100通りです。
企業の外面(知名度や年収等)だけで会社を見るのではなく、会社の中身をしっかり見たり、働き始めてからのことを想定したうえで、いろんな意味で自分にマッチする企業を探してみてください。
伝え方に問題あり:コミュニケーション力
個人的に、きちんと準備して自信あったのに不合格となる理由で一番多いのは、コミュニケーションに問題がある場合ではないかと思っています。
- 経緯を長々と話していて結論が見えない、抽象的すぎる説明が多い、面接官の視点にたって説明ができていない等の理由で、面接官に言いたいことが伝わっていない場合
- 面接官があまり話すタイプではないのに、一問一答形式で答えてしまい話が発展しない。もしくはその逆で、面接官がこまめに質問をいれるタイプなのに長々と話してしまいっている等の理由で、会話のテンポ感が合わない場合
- 面接官の質問の意図をくみ取れておらず、的外れな回答をしている場合
こうした場合は、あなたが伝えたい内容が伝わっていないので、面接官も合格を出しようがありません。職種によっては、コミュニケーション力不足で不合格となる場合もあるでしょう。
この理由で不合格となった際は、おそらく面接官の反応に違和感があったはずです。
自分本位になるのではなく、面接官目線で自分の面接中の対応はどうだったかを振り返ってみることで、気づけると思います。
せっかく、伝えたいことをたくさん準備しているのに伝わっていないのはすごく残念なことです。日頃から自分の話し方を客観視してみる、面接の壁打ちをとにかくやってみる、などできる対策をしていってみてください。シュプリートへのご相談も大歓迎です!
内容に問題あり:発言全体の説得力
面接官は、「しっかり考えたうえで弊社を受けているのか」、そしてそれを「本心で言っているのか」を気にしています。
本当に志望度が高いのであれば、入社してからの意欲・ひいては成長にもつながるからです。
平たく言うと、志望動機・就活の軸の一貫性、その他面接全体の発言について説得力・納得感があるかを見ています。
- 抽象的、表面的な発言が多いため、志望理由が浅く、その場を取り繕うための言葉に思える
- 基本的な質問の回答なのにうまくできていないため(コミュ力の問題もあり)、就活準備をきちんとしておらずその場を取り繕っているように思える
- 前の発言内容と乖離した回答がある等(特に人となりや価値観等)、面接全体を通して発言に一貫性が見えず、就活準備をきちんとしていない、志望動機が本心でないように見える
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になっていれば幸いです。
ポイントは、「自分視点ではなく面接官視点にたって考えられるか?」です。
面接官が考えていることがある程度わかるようになると緊張が減り、リラックスして話せるようになり、合格率もあがります。
一生懸命準備しているのに不合格になるのはしんどいですが、少し踏ん張って客観的に面接を振り返ってみてください。
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