【初心者向け】グループディスカッション(GD)のやり方徹底解説

GD極意 GD

はじめに

 就活において、ESの書類審査が通るようになったら、次に越えなければいけない選考がグループディスカッション(GD)です。2次選考として取り入れている企業も多く、GDを突破しないと面接まで進めないことも多いですよね。慣れるまでは苦戦する就活生も多いのではないでしょうか。


 この記事では、就活生時代GD負けなしだった筆者が考える、グループディスカッションの極意についてお伝えします。

グループディスカッションとは?

 グループディスカッションとは、就活生同士で与えられた命題について議論をし、結論を出すまでの過程を評価する、就活の選考方法の1つです。議論は以下の流れで進行します。
(詳細については、色々なところで詳しく語られているところなのでここでは割愛します。)

  1. 議論のゴールと前提条件の認識すり合わせ:与えられたトピックについて、議論の目的や前提条件をメンバー間で一致させます。
  2. 具体的なトピックのすり合わせ: 議論のゴールが決まったら、具体的なトピックについて、メンバー同士で合意します。
  3. 意見出し: メンバーは順次、自分の意見や考えを発言します。
  4. 意見の選定・収束: 共有された様々な意見の中からアイデアを選定し、結論を絞り込んでいきます。
  5. 結論の合意: 話しあっていたトピックに対しての結論について、メンバー全員で合意します。
  6. 2~5の繰り返し:議論全体のゴールに必要なトピックが話し終わるまで、2~5を繰り返します。
  7. 命題に対しての結論合意・発表準備: 与えられた命題のチームとしての結論をまとめ、全員で合意し、発表方法について話し合います。

 この議論における言動を評価するのが、GDという選考です。

グループディスカッションで見られていること

 グループディスカッションにおいて見られているのは、
「議論の目的達成に貢献しているかどうか。」これにつきます。

 よく勘違いする就活生がいらっしゃるのですが、目的は、自分の意見を通すことではなく、チーム全体で質の高いアウトプットを出すことです。グループディスカッションでは、コミュニケーション能力の高さも判定材料の1つです。もっというと、選考官が見ているのは「この人と一緒に働きたいか?この人の入社は会社にとって有益か?」です。いくら、頭がよくても周りの人とうまくやっていけなければ、会社の一員として迎えようと思わないですよね。


 なので、自分だけが通過しようではなく、このチーム全員が受かろうという気持ちを忘れずグループディスカッションに臨んでほしいと思います。

議論の目的達成に貢献するには??

 ここまで読んでくださった方は、具体的な貢献方法が気になると思いますので、説明していきます。

 まずGDにおいて、メンバーの貢献方法は大きく分けて2種類あります。一つは「議論が進みやすい雰囲気をつくること」であり、もう一つは「議論を前に進めること」です。これは、人によって得意不得意があると思います。


 この2点について、ここから詳しく説明していきますので、自分に合うやり方を考えながら読み進めてみてください。

議論が進みやすい雰囲気づくりのコツ

 効果的なグループディスカッションのためには、良好な雰囲気が必要不可欠です。難しい言葉でいうと、心理的安全性を高めるなんていいます。心理的安全性が担保されていると、メンバーはよりオープンで建設的な対話が可能となります。何を言っても否定される場と、何を言っても一旦は受け止めてくれる場だとどちらの方が発言しやすいかなんて言うまでもないですよね。


 当然ですが、発言がなければ議論は進みません。その意味で、発言しやすい雰囲気を作ることは、大前提として重要です。


 ここで気になるのは、「何をしたら雰囲気がよくなるか?」ですよね。筆者が考える、雰囲気づくりの方法を以下に列挙しておきます。これは意識次第で誰でもできることですので、積極的に取り入れてみてください。

  • 笑顔でいる、相槌をする: リラックスした雰囲気を作り出すために、笑顔や相槌は効果的です。頑張って話しているときに、聞いている人が笑顔で相槌をしてくれているだけで発言者はリラックスして意見を述べることができます。
  • 言葉遣いに気を付ける:同じ発言でも、言い方1つで印象は変わります。特に人の意見に対して見解を述べる際には、人格否定にならないように細心の注意を払うようにしてください。
  • 意見を最初に出す: ここで大事なのは、2番目ではなく、1番目という点です。議論の初めは様子を伺う人が多いですが、その時間は貴重な議論時間を無駄にする行為です。誰かが最初に発言すれば、他の人も発言しやすくなります。積極性のアピールにもなりますので、発言に自信がなくてもとりあえず一番最初に発言するというのを意識してみてください。
  • 人の発言に同調する: 他のメンバーの発言に対して理解を示し、同調することでメンバーとの関係性を築きつつ、また発言しやすい雰囲気を作っていきます。
  • 人に話をふる: あまり発言がないメンバーや、話したそうにしている人に話を振るのも効果的です。発言が得意ではないメンバーでもいい意見をもっていることがありますし、全員に話す機会を提供することは、メンバーの一体感につながります。

議論を前に進めるコツ

 続いて、議論に対する貢献方法の2つ目、「議論を前に進める」についてお話します。この重要性は説明するまでもないと思いますので、さっそくですが議論を前に進める方法の解説にまいります。
 得意不得意あると思いますので、どの方法であれば実践できそうか考えてみてください。

  • ひたすらアイデアを出す: 想像力豊かな人にお勧めです。意見だしの際、創造的なアイデアを提供し、ディスカッションに新しい視点をもたらします。
  • 作業が発生した場合、積極的にかってでる: 進行中に必要な情報やデータがあれば、自分から手をあげて、その作業を引き受けます。議論に自信が無い人でも、簡単にメンバーに貢献できるのでおすすめです。
  • 他の人の意見に対して、持論を述べる:他人の発言に対して、見解を述べます。特に人格否定にならないように注意して、根拠をもって発言するようにしてください。
  • 現状の議論の流れを言語化し、認識合わせをする:議論が発散している時やメンバー同士の会話が嚙み合っていないときなどに有用です。間に入り、議論の進行状況を整理しメンバー全員の目線を合わせます。これは、全体を把握できていないと難しいので、議論が得意な人におすすめです。
  • 議論全体の流れを見て、次の方向性についての提案をする: 議論の流れを見て、次に進むべき方向性や新しいトピックに関する提案を行います。こちらも一歩間違えれば、見当違いな提案をしてしまう可能性があるため、ある程度議論や、周りを見るのが得意な人向けです。

まとめ

 グループディスカッションの極意は、自分の得意な方法で議論に貢献することです。人によって、得意なこと、できることは違います。あくまでも、チーム全体のアウトプットをよい方向にもっていくという観点で、自分は何をできるかを考えて発言してみてください。


 これは持論ですが、グループディスカッションはある程度場数を踏んで、自分なりの必勝パターンをつかむことができれば、必ず通過できるようになります。
 この記事でお伝えした方法の中で、何が自分に合っているのか、ぜひ実践の場で試してみてください。

GDなかなか通過できないときは、ぜひご相談を!

 ある程度場数は踏んだけれど、まだ通過率が低い、、自分なりのやり方を見つけられない、、という人もいるでしょう。

もう少し話を聞いてみたい方がいましたら、大学時代就活サポート団体で活動し、現在は大手企業に勤めるシュプリートメンバーがお話をききます。

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この記事を書いた人

関西出身。
地方国立大学を卒業後、都内でITコンサルタントとして働く。
今の自分にしか発信できない等身大の情報が、少しでも誰かの背中を押せればいいなと思い活動中。

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