面接官を納得させる志望動機の作り方 業界を1つに決められなくても大丈夫!?

志望動機の作り方 新卒就活

はじめに

 エントリーシートや、面接。企業の選考を受けるにあたって、志望動機は絶対に用意しないといけないものです。ただ、志望動機なんて就活始めてから初めて書く人が大半で、慣れるまで書くのに迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。

 筆者の経験上、特に志望動機の書き方を悩むのは、業界を絞らず、複数業界を並行して受ける就活生でした。業界ごとに志望動機を変えた方がいいのかな、、と悩んでいる人が多かったです。

 この記事では、どんな志向性をもつ人にも役に立つ、面接官を納得させる絶対に外さない志望動機の書き方を解説していきます。

あなたの志望理由に、あなたの人生設計との一貫性はありますか?

 志望動機の大前提として必要な自己分析

現在の自分を理解した上で、自分にとっての幸せとは何か、自分は将来どうなりたいのかを客観的に見つめる。そして、目指す自分の将来像から逆算して、自分が一番快適に働ける環境、一番自分のなりたい姿に近付けそうな会社を選ぶ。これが自分に合った企業を選ぶということです。

ぶっちゃけこれができていれば、自ずと就活の軸(ここだけは譲れない企業選びのポイント)がしっかりしたものになってきて、それをベースに志望理由を語ることができるようになります。

①自己分析で自分のことを知る→②仕事をする上で自分にとって譲れないポイントが分かる→③そのポイントにピッタリなのが御社なんです。という展開で話せば、それこそが噓偽りのない志望理由になります。

自己分析がまだできてないよ~という方はこちら
人生をよりよくする、自己分析のすすめ
はじめての就活 自己分析マニュアル

 志望理由で一番大事なのは、その答えに納得感があるかどうか

 きちんと自己分析をして、そこから分かった価値観や志向性に裏付けされた納得感のある理由を語れるか。例え、志望業界が複数であったとしても、業界を複数志望している理由に納得感があればそれでよいのです。面接官を納得させるのは、取り繕ったきれいな志望動機ではなく、自己分析に下支えされた一貫性のある内容です。こうした志望動機は、どの側面から質問されても納得感のある回答を返すことができます。

 少し抽象的に話が進んでしまったので、架空人物Aさんを例として、自己分析からどうやって企業を選び、志望理由を作成するのかの流れを簡単に見てみましょう。

 3人兄弟の末っ子で、兄と姉にバカにされながら育つも、それをばねに兄と姉より偏差値の高い大学に合格。家庭環境により、負けず嫌いな性格で、自分にストレッチがかかる環境で真価を発揮できるタイプ。早く自立して、自分の力でたくさんお金を稼ぎたい。
 このような自己分析結果のAさんという人がいたとしましょう。

 Aさんが仕事する上で譲れないのは、数字という分かりやすい結果がでること、能力次第でどんどん昇格できること、難しいことでも手をあげれば挑戦をさせてもらえること、などでしょう。ここから、営業の職種で絞って、その中で一番社風が合うと思う会社を選んで選考を受けていく。なんて方向で就活をすすめていくのです。

 志望理由は、「御社の成果次第で新しい仕事をさせてもらえる環境に惹かれたから」などの文言から始めて、自分の負けず嫌いの価値観と御社の社風がマッチしているという内容のことを言えばばっちりです。(実際の志望動機としてはふわっとしすぎですので、企業分析をして、なぜ御社なのか?という部分をもう少し具体的にする必要があると思います。架空の人物の例なのでご了承ください。)

 業界は絞っていませんが、自分の価値観から就活の軸を考え、そこに当てはまる会社を探す。というアプローチをとっているので、どの方向から質問されても一貫性のある答えを返せるはずです。

企業分析をしたうえで、御社への熱意をストレートに伝える

 人を動かすには、理屈だけでなく感情面も大事です。自己分析から考えた就活の軸に当てはまる会社は、探せばたくさんありますよね。その中でなぜその会社を選んだのか、良いと思っている部分を上げて、純粋に入社したいという気持ちを伝えましょう。

 感情が見えることで、志望動機の信ぴょう性があがるとともに、志望度の高さも伝わります。内定を出したら入社してくれるのか?は、面接官の気にするところですので、志望度の高さをアピールするのも有効です。

強みをアピールし、入社後の活躍を期待させる

 ここまでは、あなたが志望企業へ入りたい理由・思いといった、あなた→志望する会社というベクトルで志望動機の作り方について解説してきました。しかし、実際に志望動機の中で面接官が見ているのは、それだけではありません。面接官は志望理由と同じくらい、「あなたを入社させると、会社にとってどんないいことがあるのか」という、会社→あなたというベクトルで、シビアに判断しています。

 当たり前ですが、会社は営利団体なので、いくらあなたが理由を熱意をもって伝えようが、あなたを雇うことが会社全体の利益につながると思えないと、残念ながら採用はしてもらえません。役にはたてないけど、自分がここで働きたいから入りたいんです。では、とってもらえないのは当然ですよね。

 とはいえ、新卒だと即戦力になる力をアピールするのは難しいですし、それは会社も分かっています。新卒採用は、今後伸びていくポテンシャルを含めて判断しているものです。なので、今ある自分のぶれない強みをどう志望企業の仕事に活かせそうかを考え、最後に一言添えられると志望動機としてはばっちりです。

まとめ

 10人いたら10人違う内容になるのが志望動機です。
小手先のテクニックも大事ですが、一番大事なのはやはり自己分析との一貫性です。

 「こういう価値観をもっている私は、御社のこんな環境であんな仕事をしたい。だから御社に入りたいんです。」という志望理由を、自分の強みを絡めて熱く伝えることができれば、どんな大企業の役員との面接だって怖くありません。ぜひどんな面接官でも唸らせることができる、自分なりのピカピカの志望動機を作りあげてみてください。

なかなかしっくりくる志望動機がかけない方は相談ください!

志望動機を書くために最低限必要な要素についてはお伝えしたつもりですが、実際に書いてみるとうまくいかない、これでよいのか迷うこともあると思います。

もう少し話を聞いてみたい方がいましたら、大学時代就活サポート団体で活動し、現在は大手企業に勤めるシュプリートメンバーがお話をききます。

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この記事を書いた人

関西出身。
地方国立大学を卒業後、都内でITコンサルタントとして働く。
今の自分にしか発信できない等身大の情報が、少しでも誰かの背中を押せればいいなと思い活動中。

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