【新卒コンサル志望必見】若手がベテランをマネジメントするコツ

若手コンサルの立ち回り方 マインド

はじめに

就職先・転職先として人気のあるコンサル業界。
若手の募集も多くありますが、ぶっちゃけ、自分より経験豊富な目上の方相手にどう立ち振る舞えばいいんだろう?と思うことはありませんか??

この記事では、若手コンサルタントの筆者が実際の現場で学んだ、自分より目上の方をマネジメントするコツを余すことなくお伝えします。

コンサル業界への就職を考えているが経験のない自分が活躍できるイメージが持てない人、コンサルタントとして働いているが、上手く自分の力を発揮しきれていないと思う人にぜひ読んでほしいです。

筆者自身もまだまだ成長過程ですので、いたらない部分あるかと思いますが、経験共有として読んでいただけると幸いです。

論理×感情の2軸でクライアント・PJメンバーからの評価を得よう!

 当たり前ですが、一人前のコンサルタントとしてやっていくには、クライアントや参画先のプロジェクトメンバーから一目置かれることが絶対条件です。

 若手であってもコンサルの単価は高く、特に自分の経験に自信をもっている現場のベテラン社員などは、この若者にこれだけ払う価値があるのか?と疑いの目を向けてくることもあります。
自分より一回りも二回りも年上の人たちを懐柔し、PJをコントロールして成果を出すこと。
これが、若手コンサルタントの直面する課題の1つです。
 どんなに頑張って仕事をしていても、クライアントや現場メンバーからの評判が悪いと契約延長には繋がりません。

 では、圧倒的に自分より経験豊富で、自分より10年も20年も長く生きている方たちから認められるにはどうしたらいいのでしょうか?

 考え方としては、論理面・感情面両側面から、自分のことを認めさせるのが有効です。

 よく言われることですが、理屈だけでは人を動かせません。
 論理的に納得できることは言うまでもなく必要条件ですが、それだけでは十分ではなく、感情的にも納得させて初めて人を動かすことができます。

 これを若手コンサルタントの評価軸という観点で置き換えると以下のようになります。
・論理:どれだけ仕事そのものができるか。頭の回転の速さ等の業務上の能力。
・感情:人柄。仕事の能力をぬきにして、単純にその人のことが好きかどうか。

 この2軸を満たしてこそ、真にクライアントから信頼されるコンサルタントになれると思います。
 感情面で相手の心をつかむのが実はけっこう大事です。とっても優秀なコンサルタントでも、これができずにお客さんとの間に溝ができで仕事がしづらくなることはよくあります。

 世の中、理屈が全てではないですし、人間には嫉妬という感情もあります。
それらを含めて自分のことを認めてもらえるような振る舞いをする。
要するに、この人はできるやつだしいいやつだ。この人に頼めば大丈夫だと思わせたら勝ちです。

具体的に気を付けるべきポイント

ここからは、コンサルタントとして、具体的にどういう振る舞いをしていけば、特に目上の人から評価を得られるのかについて、論理面・感情面に分けて説明していきます。

論理(能力)面:いかに”仕事”ができるか

最低限の仕事をやりきる

当たり前のことですが、社会人としてのマインドを疑われるような言動をしないようにしましょう。
・やるといったことはやる
・ほうれんそうの徹底
・やる気がなさそうな発言、責任感がないような発言をしない

いうまでもないですが、自分が社会人として当たり前のことをできていないと、人をマネジメントすることはできませんし、周りからも認められることはありません。

アウトプットの質に力を入れる

 コンサルタントとしての大きなバリューの1つが、高品質のアウトプットを出せることです。ここでいうアウトプットとは、パワーポイント等お客さんに何かを説明する目的で作成する資料のことです。

 現場の人間は資料づくりが上手な人ばかりではありません。実際に自分が苦手な分野でのバリューを目に見えて実感すると、現場の人間はあなたのことを優秀な子だと認識してくれます。
 特に自分の能力が試されるような、資料の作成を1人ですることになったときは、多少オーバーワークをしてでも質の高いアウトプットを提出しましょう。自分の評価に直結するような仕事は、評価をあげるチャンスと思って頑張ってください。

根拠を持って意見を発信する

 何かあったとき、発言を求められたときに自分の意見を冷静に言えるようにしておきましょう。人に指示を出し、話を前にすすめないといけないコンサルタントにとっては、重要な能力です。
 ここぞという時にどもってしまうようだと、経験のない若手という立ち位置になり、対等な立場として見てはもらえませんし、ましてや人はついてきません。

機転をきかせて行動する

 何か起きたときに機転をきかせて、瞬時に次の行動の指示を出せるようにしておきましょう。原因究明は一旦後です。過ぎたことにとらわれるのではなく、今後の被害を最低限に収めるために今何をすべきかを考えてください。一瞬で的確な指示や発言ができるかで、信頼度が変わってきます。

顧客の求めるものを意識してふるまう

 コンサルタントとしてお客さんと契約している以上、お客さんが求める働きを常に意識して働いてください。
 例えばですが、クライアントをフォローする立場なのに、取引先の前でクライアントの立場を悪くするような発言は例え正論であってもNGです。するにしても取引先がいない場所でするべきです。

感情面:一緒に仕事する人として好かれるか

仕事を振ってもらいやすい人でいる

 私がよくやっているのは、自分からタスクを提案しにいく、頼まれたら元気に返事をするです。
たったこれだけでも、タスクを振りやすい人と思わせることができます。

 進んで仕事を巻き取ってくれる人に悪い気はしないですよね。コンサルが思われがちな、お高くとまっているイメージも払拭できます。
 またこれはチャンスを増やす行動でもあります。頼まれた仕事をきっちりやっているだけで、困った時に頼れる人というポジションにつくことができ、いないと困る、、という存在になっていきます。
 ただし、ただの便利屋になってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

隙を作っておく

隙の作り方は各々得意な方法でよいのですが、仕事ができるイメージだけだと、話しかけづらかったり、お高くとまっている印象になりがちです。
 定期的に雑談をする、少しぼけてみるなど、話しかけやすい雰囲気を日頃から作っておくことは、親近感アップに繋がります。

謙虚な姿勢でいる

知らないことは素直に知らないといい、目上の人に敬意を払って教えを請いましょう。自分を大きく見せようと知ったかぶりは見透かされます。
 基本的におじさんたちは、人に自分の知識を教えるのが大好きです。質問なんかしてあげると大喜びでたくさん教えてくれます。
 自分の知識増強にもなりますし、目上の方との関係性を築けて一石二鳥です。若手なので、知らないことはあって当然です。それ以外のところで自分にしか出せないバリューを発揮できていれば、下に見られることはなく、むしろ可愛がられますので積極的に質問していきましょう。

最後に

 「目上の人たちをマネジメントする」と考えると、難しいものと思ってしまうかもしれません。しかし、きちんと仕事ができて、人柄としてもいいやつだと思わせられれば、一目置かれる存在になれます。この記事でお伝えしたポイントを意識して仕事をしてみてください。

 この記事を読んで、もっと話をきいてみたいと思ってくださった方もいるかもしれません。

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