有名大手企業は人気が高く、就職難易度もかなり高いです。
しかし、子会社の場合は親会社より就職難易度が低いわりに、親会社と似た条件で働けるため優良企業が多いです。
大手グループに勤務している筆者が、経験談をもとに子会社のメリット・デメリットをリアルにお伝えします!
目次
大手企業子会社のメリット
1.手厚い福利厚生
大手企業グループの一員として、親会社並みの手厚い福利厚生制度(健康保険、住宅手当、資格手当等)を受けられる可能性が高いです。
また、大手企業ならではの充実した研修制度を子会社でも活用でき、スキルアップのチャンスも大きいです。
子会社に勤めている知人は、親会社の研修に参加したい!と直訴したら一緒に参加させてもらっていました。
2.業績が安定している
親会社の経営資源と資金力を背景に、子会社の経営基盤は比較的安定していることが多いでしょう。そのため、リストラなどの心配も少ないかもしれません。
また、大手企業の子会社のため社会的信頼度も高いです。
余談ですが、「トヨタ~~」とつくトヨタの子会社は愛知県では絶大な信頼を得られるそうです(笑)
3.異動の選択肢が増える
親会社グループ内での人事異動のチャンスが広がり、キャリアの選択肢が増える可能性があります。
子会社で結果を残し、親会社に引き抜かれるなんてこともあるかもしれません。
4.親会社の大規模PJに携わる機会がある
大手企業グループならではの大規模プロジェクトや先端的な業務に携われる機会が得られ、自分の実力以上の経験値を得られる可能性もあります。
実際に筆者の勤める企業でも、親会社の大規模PJに子会社も参画して一緒に進めることがあります。
自分がメインで商談を進められなくても、大規模PJに参加した経験があると転職も有利に働きます。
大手企業子会社のデメリット
1.親会社の方針に従わないといけない
子会社は親会社の経営方針や戦略に従わざるを得ず、独自の判断が制限される可能性があります。
また、筆者の知る某グループ企業は、売上の低い企業は子会社が担当し、客単価が上がると親会社に引き渡さないといけなかったり、
親会社の仕事の中で、手間がかかる割に数字に繋がらない仕事を子会社に押し付けられることが多いようです。
また、東芝から切り離された東芝メモリ(現:KIOXIA)のように親会社から切り離される心配もあります。
2.上位職への昇進の機会が限られる
子会社の規模が小さい場合、上位職への昇進・昇格の機会が限られてしまうことがあります。
また、親会社からの出向者が上層部を占める子会社の場合、しばしば本体企業からの出向者が就任します。せっかく出世したのに、何も知らない親会社からの出向者にポストを奪われるなんてこともあります。
しかし、上位職を目指していない人にとってはあまり関係がないため、自分の目指したいポストに合わせて検討しましょう。
まとめ
大手企業子会社のメリット・デメリットは下記のとおりです。
安定してそこまで出世しなくてもいい人にとってのデメリットはほとんどないので、自分の価値観で考えてみましょう。
また企業によって当てはまらなかったりもするので、各企業ごとに詳細をきちんと確認することをお勧めします!
大手企業の子会社に入りたいあなたへ
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